エアコン特有のカビ臭を解消し、自宅で手軽に実行できる清潔保持の方法をご紹介します!
エアコンは夏場には涼しさを、冬場には暖かさを提供してくれる不可欠な家電です。
特に寒冷地での使用が増える中、長期間使用することで時折異臭が発生することがあります。
その主な原因はカビが原因です。
快適に使っていたはずのエアコンからカビの臭いがすると、がっかりしてしまいますよね。
プロに清掃を依頼すると高額になることもあるため、自宅で簡単にできる清掃方法をお教えします。
エアコンを定期的に掃除する理由とその効果
エアコンは室内の空気を吸い込んで冷却や加熱を行い、それを部屋に送り出します。
エアコンのフィルターは空気中の埃やゴミをキャッチし、室内には清潔な空気を供給します。
しかし、フィルターが汚れて詰まると、空気の流れが悪くなりエアコンの効率が下がり、電気代が増えることにもつながります。
特に夏の冷却時には、エアコン内部で結露が生じやすく、その湿度の高い環境はカビが繁殖しやすくなります。
カビがエアコンから室内に放出されると、呼吸器に悪影響を及ぼすことがあります。
このため、健康を守り、経済的なメリットも得るためにも、エアコンの定期的な清掃が推奨されています。
エアコン清掃の準備:必要な道具と材料
エアコンを掃除する前には、適切な道具と材料を用意しておくことが大切です。
具体的には、フィルターに付着した埃を吸い取るための掃除機、細かい場所の埃を取るための古い歯ブラシ、そしてパネルを拭くための乾いた雑巾と水かぬるま湯が必要になります。
エアコンの清掃手順
道具を揃えたら、次はエアコンの清掃を始めましょう。基本的な手順は以下の通りです。
安全を確保するため、清掃を始める前に必ずコンセントを抜きます。
エアコンの上部に付着した埃やゴミを、水で湿らせた固く絞った雑巾で拭き取ります。
フロントパネルを取り外し、フィルターとパネルの汚れをきれいにします。
吹き出し口やルーバーの汚れを取り除きます。
清掃が終わった後、電源を入れて送風モードで動作させてみます。
エアコンの外部と前面パネルの清掃方法と注意点
エアコンの前面パネルを外す前に、まずは外部やパネル部分を掃除機で吸い取り、埃やゴミの飛散を防ぎます。
次に、水で湿らせた雑巾で拭き、しっかりと絞ってから使用します。水がエアコンの内部に入ると故障の原因になるため、注意が必要です。
水拭きの後は乾拭きをして、水分をしっかり取り除くことをお勧めします。
フィルターの清掃方法と注意点
フィルターはプラスティック樹脂でできているため、取り扱いには注意が必要です。無理に引っ張ったりせず、静かにゆっくり取り外しましょう。
フィルターを掃除する際は、外側から掃除機で吸うことが効果的ですが、内側から吸うとフィルターが目詰まりする可能性があるため注意が必要です。
掃除機で取り除けなかった埃やゴミは、使い古した歯ブラシで軽く擦るとよく取れます。
頑固な汚れはシャワーで洗い流すのが効果的ですが、その際はフィルターの外側から水をかけるようにしてください。
エアコンの送風口とルーバーの清掃方法と注意事項
エアコンの送風口を清掃する際は、まずルーバーの角度を調節し、清掃しやすくしてください。
清掃を始める前にはエアコンの電源が切れていることを確認しましょう。
電源が入った状態で作業をすると、予期せぬエアコンの動作が起こり、事故に繋がる恐れがあります。
ルーバーを下げた状態で、固く絞った雑巾を指に巻きつけ、汚れを拭き取ります。
もし汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤を使うこともできますが、その後は必ず雑巾をよく洗い、洗剤が残らないようにしてください。
清掃後のエアコンの動作チェックと乾燥の重要性
エアコンのフィルターを洗った後は、しっかりと乾燥させることが非常に重要です。
水分が残っていると、エアコンの故障やカビが発生する原因になります。
清掃後は、送風モードでエアコンを運転し、内部を完全に乾かしましょう。
このモードでは冷暖房は行わず、ファンのみが動作するため、安全に内部を乾燥させることができます。
ルーバー内に汚れがあっても、運転中に拭き取るのは避けてください。
市販のエアコン洗浄スプレーの安全な使用法
市販のエアコン洗浄スプレーを使用する際は注意が必要です。
スプレーがエアコンの電装部分にかからないように、ビニール袋や保護シートでカバーすることが重要です。
また、エアコン内部の汚れが多い場合、スプレーによって汚れが固まってしまい、水漏れや逆流を引き起こす可能性があります。
エアコンの構造をよく理解している方には便利ですが、初心者は慎重に使用することをお勧めします。
エアコン清掃の定期的な実施の必要性
エアコンの清掃は月に一度行うことが推奨されています。
定期的に部分的な清掃をすることで、エアコン内部のフィンやファンが汚れにくくなり、装置全体が清潔に保たれます。毎月続けることで、エアコンの性能を最良の状態に保つことができますので、定期的なメンテナンスを心がけましょう。