浴室のタイルやゴムパッキンにこびりついた黒カビ、皆さんはどのように対処していますか?
多くの人はカビ専用の洗剤を使い、スポンジで擦り取る方法を選んでいると思いますが、これはタイル一枚を清潔にするのにも大変な労力と時間がかかります。
細かく洗っても、カビが完全に落ちていないと感じることも多いでしょう。
さらに、きれいにしたと思っても、いつの間にかカビが再発し、また同じ作業を繰り返さなくてはならないこともあります。
では、浴室のタイルやゴムパッキンのカビを効率的に除去するにはどのようにすれば良いのでしょうか。
カビ除去の初手:水洗いから始める
カビ取り洗剤でゴシゴシ擦る前に、まずは水洗いから始めてみましょう。
タイルやゴムパッキンの表面は滑らかで、多くの場合カビはその表面にただ乗っているだけです。
そんなカビは洗剤を使わずとも、水で簡単に洗い流すことができます。
労力を無駄に消耗することなく、最初に水洗いでカビがどれだけ取れるか試してみてください。
浴室でのカビ対策:酢と重曹を使った方法
準備するもの
・酢
・重曹
・スプレーボトル
清掃の手順
1.酢を水で3倍に薄め、スプレーボトルに入れてカビが生えているタイルやゴムパッキンに吹きかけます。
2.その上から重曹を適量振りかけます。
3.再び薄めた酢水をスプレーし、3〜4時間放置します。
カビの除去は時間をかけて行うことが重要です。
この方法では、カビが浮き上がりやすくなり、後の掃除が楽になります。
より効果を高めるためには、キッチンペーパーを酢水に浸してカビの上に置くと良いでしょう。
放置後は、古い歯ブラシを使って優しく擦り、カビを取り除きます。
ゴムパッキンが損傷しないように力を入れすぎないことが大切です。
浴室のカビ対策:酸素系漂白剤の活用
準備するもの
・粉末の酸素系漂白剤
・粉石鹸
・ゴム手袋
清掃の手順
粉末の酸素系漂白剤と粉石鹸を1:1の比率で混ぜ、ペーストを作ります。
このペーストをカビに塗り、上からラップをかけて一晩放置します。
翌朝、古い歯ブラシで軽く擦り、カビを取り除けば清掃は完了です。
浴室のタイルとゴムパッキンにおける黒カビ除去のまとめ
かつては力任せに擦ることが浴室のカビ除去の一般的な方法でしたが、最近ではカビを根本から浮かせて取り除く方法が主流になりつつあります。
酢水、重曹、酸素系漂白剤をカビに十分に浸透させることが、効果的なカビ退治の鍵となります。
急がず丁寧に作業を進めることが重要です。